訓練
2016年02月15日
呼びかけに答える声がして、
右上空に、鳴く黒い点となって現れて、
目の前を横切り、左下へ降下して、
銀行のガラスに当たって落ちた、緑のしずく型
(尻尾が10時の方向)……。
その瞬間の映像が、何度も何度も何度も何度も
フラッシュバックします。
「スーパーマンのようだった」と思うわけでもなく、
その姿に惚れ惚れしてキュンとするわけでもなく、
その度とてつもなく嫌な気持ちになります。
おそらく飛んできた瞬間は、
これはプチだ、プチであって、と願い、
落ちた瞬間は、絶対に捕まえなきゃと必死で、
嬉しいのもホッとするのも、ずっと後の感情だったはず。
でも、少なくとも「嫌な気持ち」であったはずはないのに、
映像がリピートされると嫌な気持ちなのは、
プチをこんな目に合わせてしまった、と思うからでしょうか。
この悪夢に、しばらくうなされそうです。
今日は、天気もよくなかったとはいえ、
ベランダはおろか室内放鳥もせず、
抜け殻のようになってぼーっとプチを見ていました。
(ブログを途中でアップするのは常習犯だけど、
続きを1日以上ほったらかしてしまったくらい)
岡山県ミモレ農園のオーガニック青梗菜を噛みちぎるプチ
(ビニールカバーごし)
プチは普段、呼んでも返事をしません。
返事をするように躾けなくては、と焦るのですが、
いざとなったら昨日、返事をしてくれた。
なら良しとすべきなのか。
昨日、出て行く瞬間は見ていなかったせいで、
「迷子だ!」とLisaが確信していた時間は、
1時間もなかったわけだけれど、
実際には1時間以上もの間プチは外にいたわけで、
しかも好天なのにごくごく近くに潜んでいたわけで、
そのことがまずラッキー。
Lisa はとっさに、もっと遠くに探しに行ってしまったほど。
後でここっとさんから言われたように、
ペアだからなのでしょうか。
ポワを残して出てしまったから?
ポワが、いつも置いてけぼりになる子で良かった。
普段決して答えないのに声を出してくれた、
そして飛んできた(たぶん大通りを越えてまで)、
これは、プチのほうも帰ろうと思ってくれたわけで、
本当にありがたい。ホッとしました。
とかく感情の見えないプチが、
「うちに帰るんだ」という意思表示をしてくれた。
とはいえ、
大きな音や何かに驚いたらあっという間に
わけもわからず遠くへ行ってしまっていただろうし、
大通りを越える時に、背の高い車……バスなんかに
当たってもおかしくなかったし、
あんなにピイィィッて存在を目立たせながら飛んだら、
目の前でカラスに取られる恐れもありました。
全てが、本当に、奇跡的な幸運で、
Lisa はこうしてまたプチといることができる。
けど同時にそれは、この落差は何なのかと、
目の前で飛び立つ姿を見ていながら、こうはいかず、
2年半にも及ぶ(今後も続く)プイの喪失感と、
他の大多数の捜し主の長い苦しみが思い浮かぶことでもあり、
昨日の記事だけを読んだ人には、
決して甘く考えないでほしいと思うものでもあります。
昨日のうちにもう、新しいネットは買いました。
実は、上の写真のプチは、
また訓練中で、まだゴハンをもらっていません。
プチは、自分でケージ入り口まで出てこない。
いつも指で迎えにいってたけど、
これを何とかしようと、ちょうど一昨日から始めていました。
野菜やご飯を入れる際も、放鳥の際も、
とまり木でくるん(前転)→手乗り扉の上で握手&左右ターン
(その都度ご褒美あり)というのがルーティンなのだけど、
扉を閉めたまま「くるん」をした後、
ポワは扉に飛びついて、回り舞台のように登場するのに対し、
プチはそのまま止まり木で、ご褒美と迎えの指を待ってる。
出がけに急いでる時は待てずについ指で迎えにいってしまい、
甘やかしてしまった。
そもそもプチは、指を出せば必ず乗るけど、
「くるん」も「おいで」も10回くらい指示出さないとやれない。
これは、我が家の家訓
「(どこに行っても幸せに暮らせるため)愛される鳥になる」
に対して、あまりの愛想なしではないか。
入れるべき野菜はお預け。5分後に再チャレンジ。
1時間後(といってもつい間が延びて5回目くらい)に、
ようやく自分で出てきた。
昨日も、それで野菜にありつくのが遅れ、
放鳥時のおやつが最初のゴハンになり、
彼が外へ出た時は、“腹四分目”だったと思う。
いなくなったままだったら後悔の元だっただろうけど、
あくまで、あくまで「帰ってこられたこと前提」でいえば、
このせいで、遠くへ行く気はしなかったのかもしれない。
でも、今日もプチは、
なんとか野菜を入れるまではこぎつけたものの、
ゴハンは大幅に遅れ、
あてつけのようにプチは野菜を齧りまくった。
それが最初の写真。
いざという時、ちゃんと返事ができたんだから、
他のことは良しとすべきか。
でも、そういうことじゃないんだよ。
「愛される鳥」にならなければ、
いざという時に、死ぬ物狂いでは捜してもらえないよ
(万一飼い主がLisaでなくなっている場合)。
もちろん、「呼びかけに答える」のも、「オイデ」も、
「愛される鳥になる」のも、そんなのは全て補助的なことで、
そもそも「迷子にしない」のは飼い主にしかできません。
一番は飼い主の反省です。
だから、即日ネットを買ったのだし、
この日は考え込んで放鳥できなかったのだし、
翌日からは……明日読んでください(笑)
昨日トリ忘れたけど、昨日のベランダ最高気温。
保護の約40分後ですから、もう家の中でしたが。
それより、昨日のケージ内最高気温もびっくり!
(ブログ続報を書いてた頃で、彼らはまだキャリーの中)
これは、一歩間違えたら逆に高温すぎて危ない!!
冬でも、暖かい日の窓辺やビニールカバーは要注意です。
迷子のプイのこと、あきらめません、へこたれません。
どうか応援クリックお願いします。
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右上空に、鳴く黒い点となって現れて、
目の前を横切り、左下へ降下して、
銀行のガラスに当たって落ちた、緑のしずく型
(尻尾が10時の方向)……。
その瞬間の映像が、何度も何度も何度も何度も
フラッシュバックします。
「スーパーマンのようだった」と思うわけでもなく、
その姿に惚れ惚れしてキュンとするわけでもなく、
その度とてつもなく嫌な気持ちになります。
おそらく飛んできた瞬間は、
これはプチだ、プチであって、と願い、
落ちた瞬間は、絶対に捕まえなきゃと必死で、
嬉しいのもホッとするのも、ずっと後の感情だったはず。
でも、少なくとも「嫌な気持ち」であったはずはないのに、
映像がリピートされると嫌な気持ちなのは、
プチをこんな目に合わせてしまった、と思うからでしょうか。
この悪夢に、しばらくうなされそうです。
今日は、天気もよくなかったとはいえ、
ベランダはおろか室内放鳥もせず、
抜け殻のようになってぼーっとプチを見ていました。
(ブログを途中でアップするのは常習犯だけど、
続きを1日以上ほったらかしてしまったくらい)
岡山県ミモレ農園のオーガニック青梗菜を噛みちぎるプチ
(ビニールカバーごし)
プチは普段、呼んでも返事をしません。
返事をするように躾けなくては、と焦るのですが、
いざとなったら昨日、返事をしてくれた。
なら良しとすべきなのか。
昨日、出て行く瞬間は見ていなかったせいで、
「迷子だ!」とLisaが確信していた時間は、
1時間もなかったわけだけれど、
実際には1時間以上もの間プチは外にいたわけで、
しかも好天なのにごくごく近くに潜んでいたわけで、
そのことがまずラッキー。
Lisa はとっさに、もっと遠くに探しに行ってしまったほど。
後でここっとさんから言われたように、
ペアだからなのでしょうか。
ポワを残して出てしまったから?
ポワが、いつも置いてけぼりになる子で良かった。
普段決して答えないのに声を出してくれた、
そして飛んできた(たぶん大通りを越えてまで)、
これは、プチのほうも帰ろうと思ってくれたわけで、
本当にありがたい。ホッとしました。
とかく感情の見えないプチが、
「うちに帰るんだ」という意思表示をしてくれた。
とはいえ、
大きな音や何かに驚いたらあっという間に
わけもわからず遠くへ行ってしまっていただろうし、
大通りを越える時に、背の高い車……バスなんかに
当たってもおかしくなかったし、
あんなにピイィィッて存在を目立たせながら飛んだら、
目の前でカラスに取られる恐れもありました。
全てが、本当に、奇跡的な幸運で、
Lisa はこうしてまたプチといることができる。
けど同時にそれは、この落差は何なのかと、
目の前で飛び立つ姿を見ていながら、こうはいかず、
2年半にも及ぶ(今後も続く)プイの喪失感と、
他の大多数の捜し主の長い苦しみが思い浮かぶことでもあり、
昨日の記事だけを読んだ人には、
決して甘く考えないでほしいと思うものでもあります。
昨日のうちにもう、新しいネットは買いました。
実は、上の写真のプチは、
また訓練中で、まだゴハンをもらっていません。
プチは、自分でケージ入り口まで出てこない。
いつも指で迎えにいってたけど、
これを何とかしようと、ちょうど一昨日から始めていました。
野菜やご飯を入れる際も、放鳥の際も、
とまり木でくるん(前転)→手乗り扉の上で握手&左右ターン
(その都度ご褒美あり)というのがルーティンなのだけど、
扉を閉めたまま「くるん」をした後、
ポワは扉に飛びついて、回り舞台のように登場するのに対し、
プチはそのまま止まり木で、ご褒美と迎えの指を待ってる。
出がけに急いでる時は待てずについ指で迎えにいってしまい、
甘やかしてしまった。
そもそもプチは、指を出せば必ず乗るけど、
「くるん」も「おいで」も10回くらい指示出さないとやれない。
これは、我が家の家訓
「(どこに行っても幸せに暮らせるため)愛される鳥になる」
に対して、あまりの愛想なしではないか。
この土日出かける予定もなかったので、長期戦でトリ組んだ。
「くるん」をしてもそのご褒美をトリに来ないんですよ?
ご褒美を見せながら1分呼び続けて来なかったら終了。「くるん」をしてもそのご褒美をトリに来ないんですよ?
入れるべき野菜はお預け。5分後に再チャレンジ。
1時間後(といってもつい間が延びて5回目くらい)に、
ようやく自分で出てきた。
昨日も、それで野菜にありつくのが遅れ、
放鳥時のおやつが最初のゴハンになり、
彼が外へ出た時は、“腹四分目”だったと思う。
いなくなったままだったら後悔の元だっただろうけど、
あくまで、あくまで「帰ってこられたこと前提」でいえば、
このせいで、遠くへ行く気はしなかったのかもしれない。
でも、今日もプチは、
なんとか野菜を入れるまではこぎつけたものの、
ゴハンは大幅に遅れ、
あてつけのようにプチは野菜を齧りまくった。
それが最初の写真。
いざという時、ちゃんと返事ができたんだから、
他のことは良しとすべきか。
でも、そういうことじゃないんだよ。
「愛される鳥」にならなければ、
いざという時に、死ぬ物狂いでは捜してもらえないよ
(万一飼い主がLisaでなくなっている場合)。
もちろん、「呼びかけに答える」のも、「オイデ」も、
「愛される鳥になる」のも、そんなのは全て補助的なことで、
そもそも「迷子にしない」のは飼い主にしかできません。
一番は飼い主の反省です。
だから、即日ネットを買ったのだし、
この日は考え込んで放鳥できなかったのだし、
翌日からは……明日読んでください(笑)
昨日トリ忘れたけど、昨日のベランダ最高気温。
保護の約40分後ですから、もう家の中でしたが。
それより、昨日のケージ内最高気温もびっくり!
(ブログ続報を書いてた頃で、彼らはまだキャリーの中)
これは、一歩間違えたら逆に高温すぎて危ない!!
冬でも、暖かい日の窓辺やビニールカバーは要注意です。
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(23:00)
2013年05月03日
相変わらずフライトスーツが嫌いで、
家での訓練中にもひたすら齧りまくるマメルです。
鳥さんは首輪ってわけにはいかないし、
フクロウや鷹みたいに大型だったら足環だけど、
小型鳥がリードを付けるにはスーツなんだよ。
我慢してね。
背中のマジックテープの合わせ目は必ず齧るため、
すでに背中にはダブルクリップ(サイズ名が「豆」)
を付けていましたが(桜をガブッの画像参照)、
前側のアームホールもしょっちゅう齧るので、
そこにもクリップを付けてみました。
マメルとしては、脇の下の前に左右とも
クリップがある感じです。
クリップの足を畳まずに飛び出させたままでいたら、
そこに左右とも足をかけ、転げまわって暴れました。
嫌・な・の・ッ!!! by マメル
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出かけた時も、うまく気をそらせた瞬間だけ撮ってますが、
写ってない時にはひたすらこんな感じです。
家での訓練中にもひたすら齧りまくるマメルです。
鳥さんは首輪ってわけにはいかないし、
フクロウや鷹みたいに大型だったら足環だけど、
小型鳥がリードを付けるにはスーツなんだよ。
我慢してね。
背中のマジックテープの合わせ目は必ず齧るため、
すでに背中にはダブルクリップ(サイズ名が「豆」)
を付けていましたが(桜をガブッの画像参照)、
前側のアームホールもしょっちゅう齧るので、
そこにもクリップを付けてみました。
マメルとしては、脇の下の前に左右とも
クリップがある感じです。
クリップの足を畳まずに飛び出させたままでいたら、
そこに左右とも足をかけ、転げまわって暴れました。
嫌・な・の・ッ!!! by マメル
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出かけた時も、うまく気をそらせた瞬間だけ撮ってますが、
写ってない時にはひたすらこんな感じです。
(23:59)