2013年08月26日

自分の構成力と推敲力のなさに呆れるほどの長文です。

すっかり、生き物愛に目覚めたLisa。 
車道でパンをつついているハトは、パンごと歩道に誘導し、 
セミの死骸は、せめて踏まれないように街路樹のほうに寄せ、 
ベランダで弱ってたコガネムシに、調べて葉っぱ調達し提供、 
久々に出たゴ○○リは生け捕りにして線路に放しに行き、
その程度ですが、 
今日、地下道で寄せたチョウの死骸……と思ったら、
なんとかすかに足が動きました。 

虫が得意なわけでは決してないので、 
ひゃっ!生きてた!!ドキドキドキ……と10m通りすぎてから、 
でもこのままそこで死ぬのは可哀想だよね、と戻りました。 
羽も1/3くらい破れてるんだけど、 
持ってた紙ですくいあげると、その紙の角にとまった。 
まだ少しは力があった。 

チョウチョって確か両羽を揃えて立ててとまるんじゃ? 
でもそのチョウはだらんと開いています。 
白黒のゼブラ模様、モンシロチョウよりはアゲハ寄りサイズ。 
(後に画像検索したら、普通に「アゲハチョウ」でした) 
地下道のエアコンの風でひらひら飛ばされちゃうので、 
紙を曲げつつ、紙とは逆の手を上にかざしてかばいつつ、 
それでも一度は飛ばされちゃってまた拾いつつ、 
がんばれ、がんばれ、とこっそり声かけつつ、 
5分くらいで家に連れ帰りました。 

Lisa の目論見では、まず砂糖水で一息ついてもらってから、 
どこか外の花にとまらせにいく、だったんです。 
さすがに、うちで死なれちゃっても悲しいしお墓作れないし。 
が、砂糖水を含ませたコットンの上に乗せようとしたら、 
なんとチョウ、逃げる逃げる。 
初めて自分の意思で少し飛ぶんですが、 
死にかけでお願いだからムダな体力使わないで~!!って感じ。 
Lisa がつかんだからか、また少し羽ちぎれちゃったし(涙)。 
それで、仕方なくザルをかぶせるんだけど、 
野生ですからこれはショックだったかもしれない。 
コットンからもそっぽ向いちゃってむしろザルに止まるから、 
何度も手を入れ、コットンに向けさせるけど、認識せず。 

水分が見えてなきゃダメかなと、浅い容器に砂糖水を入れて、 
ムリヤリ止まらせるも、顔は向けてるけどやっぱりダメ。 
ザルの隙間から、口の管がくるんと巻いたままなのが見える。 
「ゴハンだよ」「美味しいよ」と声をかけ続けても全然ダメ。 
帰宅したままキッチンで格闘するうち、汗がポタポタ落ちる。 
暑さだけじゃなく、命が失われつつある焦りもきっとあった。 

やっぱ花じゃなきゃダメかと、お皿にザルかぶせたまま外へ。 
風が当たらず、花がいろいろ咲いてるところどこだっけ、 
頭の中、カシャカシャカシャカシャ……。 
一番確実なところは、隣駅の先で歩いたら20分近くかかる。 
そんなには耐えられないかもしれない。 
あっ、5分で行けるとこ思い出した!あそこなら……。 
行く途中、ハイビスカス系の花や、サルビアも見つけたけど、 
いずれもそれ1種類しかなく、嫌いだった時の保険がない。 
しかも花が深いから口が届かないかもしれず、パス。 

やっと目当ての場所(民家)についたけど、 
季節のせいなのか、思ったより花がなかった。 
バラが数種と、違うのが2種だけ。 
バラは大きいから口が届かないかもしれないし、 
落ちたら昇れないくらい背が高いから除外。 
すると、サギ草?と名前わからない小さな花しかなかった。 
サギ草?はひょろんと長いので、 
塊で咲くのがいくつかある小さな花のほうにとまらせる。 
なんかもう、とまるといっても仰向けになっちゃってて、 
不安定極まりないのだけど、薄明かりの中よく見ると、 
口の管が、くの字に伸びているではありませんか!! 
ちゃんと花に刺さってるのか、吸えてるのかわかんないけど、 
やっとゴハンと認識してくれた! 
と思ったら、次の瞬間はらりと落ちた。 
葉っぱの中で仰向けで痙攣してる。 
拾う、とまらせる、力がない、はらりと落ちる、仰向けで痙攣 
拾う、とまらせる、力がない、はらりと落ちる、仰向けで痙攣 
…… 
二度ほどは、植木鉢の受け皿に落ちてしまい、 
かなり水がたまってて、あわや溺死というところだった。 
受け皿の水は、申し訳ないけど流させてもらった。 
一方、花の少なくとも表面は乾いてるように見えた。 
本当に蜜はあったのか? 
今思えば、本当に申し訳ないけど花に砂糖水をかけてから、 
チョウをとまらせれば良かったかも。 
(いやそれはダメか。浸透圧でお花がダメになる?)

安定するようにとまらせて、もう帰ろう、と思った。 
帰りかけてから、最後に一度、と戻ってみたら、 
その時はとまっていたけど、見ているうちにやっぱり落ちた。 
そしてまた拾い上げ、とまらせた。 
なんとか、それまでで一番安定するように乗せ、 
隣家の人が階段降りてきたのもあり逃げるように帰ってきた。 
蚊に刺されまくった。 

チョウと接していた時間は、合わせて30分ほど。 
それから1時間経った今、残酷なことに、雨が降っています。 

「その後」を見に行く気はないのです。 
その民家にしてみたら、死にかけた虫を置かれ迷惑でしょう。 
でも、たとえ(というかおそらく)死んでしまっていて、 
たとえそこの住人が死骸を目にすることになってしまっても、 
思い入れがない分、Lisaがそれを見るより悲しくないのでは、 
と頭では自分勝手な言い訳をしています。 
住人のかたには本当にごめんなさい。 
民家でなく花の咲いた公園でもあると良かったんですが……。 

チョウは助からないだろうけど、 
あの地下道で力尽きてゴミとして処理されちゃうより、 
人間に連れ去られたりザルかぶせられたりもしたにしても、 
もう一度地上に出て、もう一度花の上で口の管を伸ばせて、 
良かったんだよね? ね? 
自己満足でしかないのかもしれないけど。 

マメルはとっくに寝てて、聞いてもらうこともできず……。
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前足に「甘いものセンサー」があり、
砂糖の濃さにも気を付けなきゃいけなかった
らしい。 
寿命は3週間だったらしい。 
本当はこんなふうに飲めるらしい。 



(23:59)