羽
2014年12月01日
昨日の「事件」についてお話しします。
デジカメのタイムスタンプによると、13:25~35の間のこと。
自転車で浅草橋にさしかかった時、
車道に突っ伏した、ひと目でもうダメだとわかる鳩を見た。
傍らには血液だか体液だか……。
身体は潰れてはいない。
けどこのままでは確実に轢かれる。
惰性で少し通り過ぎた Lisa ですが、Uターンして止まった。
野生のハトだから Lisa もためらいはあるけど、
レジ袋で掴めば、なんとか衛生的に移動できるかも。
思い迷っていたらしき、小3くらいの3人が寄ってきた。
彼らによると、白い小型トラックと今しがたぶつかったそう。
どこか移動場所は、と探すと、小学校前の歩道に植え込みが。
「引き取ってもらうよう連絡するから、それまでの間ね」と、
彼らにも納得してもらった。
(許可できる立場じゃないけど反対もしにくく悩んだと思う)
そして彼らの自転車に積んでた、使い捨てゴム手袋をくれた。
彼らもやろうとしてくれてたんだ。
きっと勇気がいったよね。なんていい子たち。
持ち上げたら、頭にぱっくり傷が開いていた。
眼は閉じ、柔らかく、温かかった。呼吸はなかったと思う。
手を合わせる以外何もしてあげられなかった。
(もし息があったならどうしていただろう。
都内で野鳥を見てくれる病院はまずないと聞く。
それは感染症が怖いからだと思うけど、
鳥飼いの皆さんも、飼い鳥のため野鳥はどうでもいいとは
思わないと思うけどな)
彼らと別れ、沈む気持ちの中でランチ。
考えた末、戻って写真を撮ったのが小一時間後。
誓って言うけど、ブログネタとしてではありません。
上手く説明できないけど、
あの子の最期を、形にしておかなきゃと思った。
結果的にTwitterやブログに書いているわけだけど、
それは、いたたまれない気持ちを吐き出していると、
どうか理解してください。
撮ったのはこれ。
この、マンホールのところ。
で、最寄りの交番に行って、どこに連絡したらいいか聞いた。
電話番号を書いてくれたけど、日曜で休みとのこと。
それから、昨日書いたように鳥病院の内覧会へ。
これで良かったのか、要領を得ない質問を先生にしてしまい、
答えはやはり、どこか歯切れが悪かった。
さらに病院からの帰り、
万に一つの確率ででも持ち直してくれてやしないかと、
その場所を確かめる。
……奇跡は起こらなかった。
その場所を間違いなく伝えるために、撮る。
あまり写らないようにしたけど、木の根元に安置してます。
その直後、事故現場より先(わずかにウチ寄り)で、
風の加減なのか何なのか、
さっきは全く見なかった、たくさん散らばった羽根を見た。
1枚だけ記録した。
急いで帰った。
昨夕、「ヘンなデュエットラッコ」(&おやつ)の後の2羽です。
「この場所も久しぶり」 「ベランダ再開を実感するわ」
キミたちは長生きしてね。決して事故には遭わせないから。
一夜明けて今朝、教わった清掃局に連絡。
勝手に置かせてもらっているので、
終わったら教えてほしいとお願いした。
念のため、その小学校にも電話して事情説明した。
昼過ぎ、清掃局から電話。
「行ったけどその場所に死骸はありませんでした」と。
よくよく聞いたけど、場所は間違いない。
動物などに荒らされた様子でもないそう。
ということは……?
あの小学生たちが弔ってくれたのかも、と
考えることにしました。
今日はベランダ遊びできたのに、写真は1枚しかありません。
「むぐむぐ」 「おやつおやつ~★」
プチポワと今日出かけたからなのですが、
長くなったので、その件はまた明日書くことにします。
迷子のプイのこと、あきらめません、へこたれません。
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もし野鳥じゃなかったら、
死骸の写真を撮り、羽を拾い集めて、
せめて羽だけでも持ち帰ったと思う。
その子を捜す飼い主さんのために。
この事件の8ヵ月後、偶然、鳩の子育てを見ることになり、
この日命を落とした鳩も、こんなふうに育っただろうに、と、
またちょっと感傷的になっています。
デジカメのタイムスタンプによると、13:25~35の間のこと。
自転車で浅草橋にさしかかった時、
車道に突っ伏した、ひと目でもうダメだとわかる鳩を見た。
傍らには血液だか体液だか……。
身体は潰れてはいない。
けどこのままでは確実に轢かれる。
惰性で少し通り過ぎた Lisa ですが、Uターンして止まった。
野生のハトだから Lisa もためらいはあるけど、
レジ袋で掴めば、なんとか衛生的に移動できるかも。
思い迷っていたらしき、小3くらいの3人が寄ってきた。
彼らによると、白い小型トラックと今しがたぶつかったそう。
どこか移動場所は、と探すと、小学校前の歩道に植え込みが。
「引き取ってもらうよう連絡するから、それまでの間ね」と、
彼らにも納得してもらった。
(許可できる立場じゃないけど反対もしにくく悩んだと思う)
そして彼らの自転車に積んでた、使い捨てゴム手袋をくれた。
彼らもやろうとしてくれてたんだ。
きっと勇気がいったよね。なんていい子たち。
持ち上げたら、頭にぱっくり傷が開いていた。
眼は閉じ、柔らかく、温かかった。呼吸はなかったと思う。
手を合わせる以外何もしてあげられなかった。
(もし息があったならどうしていただろう。
都内で野鳥を見てくれる病院はまずないと聞く。
それは感染症が怖いからだと思うけど、
鳥飼いの皆さんも、飼い鳥のため野鳥はどうでもいいとは
思わないと思うけどな)
彼らと別れ、沈む気持ちの中でランチ。
考えた末、戻って写真を撮ったのが小一時間後。
誓って言うけど、ブログネタとしてではありません。
上手く説明できないけど、
あの子の最期を、形にしておかなきゃと思った。
結果的にTwitterやブログに書いているわけだけど、
それは、いたたまれない気持ちを吐き出していると、
どうか理解してください。
撮ったのはこれ。
この、マンホールのところ。
で、最寄りの交番に行って、どこに連絡したらいいか聞いた。
電話番号を書いてくれたけど、日曜で休みとのこと。
それから、昨日書いたように鳥病院の内覧会へ。
これで良かったのか、要領を得ない質問を先生にしてしまい、
答えはやはり、どこか歯切れが悪かった。
さらに病院からの帰り、
万に一つの確率ででも持ち直してくれてやしないかと、
その場所を確かめる。
……奇跡は起こらなかった。
その場所を間違いなく伝えるために、撮る。
あまり写らないようにしたけど、木の根元に安置してます。
その直後、事故現場より先(わずかにウチ寄り)で、
風の加減なのか何なのか、
さっきは全く見なかった、たくさん散らばった羽根を見た。
1枚だけ記録した。
急いで帰った。
昨夕、「ヘンなデュエットラッコ」(&おやつ)の後の2羽です。
「この場所も久しぶり」 「ベランダ再開を実感するわ」
キミたちは長生きしてね。決して事故には遭わせないから。
一夜明けて今朝、教わった清掃局に連絡。
勝手に置かせてもらっているので、
終わったら教えてほしいとお願いした。
念のため、その小学校にも電話して事情説明した。
昼過ぎ、清掃局から電話。
「行ったけどその場所に死骸はありませんでした」と。
よくよく聞いたけど、場所は間違いない。
動物などに荒らされた様子でもないそう。
ということは……?
あの小学生たちが弔ってくれたのかも、と
考えることにしました。
今日はベランダ遊びできたのに、写真は1枚しかありません。
「むぐむぐ」 「おやつおやつ~★」
プチポワと今日出かけたからなのですが、
長くなったので、その件はまた明日書くことにします。
迷子のプイのこと、あきらめません、へこたれません。
どうか応援クリックお願いします。
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もし野鳥じゃなかったら、
死骸の写真を撮り、羽を拾い集めて、
せめて羽だけでも持ち帰ったと思う。
その子を捜す飼い主さんのために。
この事件の8ヵ月後、偶然、鳩の子育てを見ることになり、
この日命を落とした鳩も、こんなふうに育っただろうに、と、
またちょっと感傷的になっています。
(23:00)