つるしびな

2016年03月14日

今日も日差しもなく寒い。
Lisaすらベランダに出もしなかったので、
ベランダ気温の記録はありません。

東日本大震災から丸5年。

「毎年この式見るね」 「わたしがうまれるまえのさいがい」
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ポワは2013年、プイでも2012年生まれなので、
震災の頃はまだいません。

「ぼくは若かった……」 「こわかった?」
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その頃のプチのことは知らないので、
あいにくプチの体験談は翻訳できません。

Lisa は仕事先で待ち時間が長かったため一度帰宅し、
再開は夕方の予定でした。
「Lisaはスーパーの買い物帰りで」 「エレベーターの中?」
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そう、パン祭りのパンなど買ってきてたんだったはず。

「すごくガタガタ音がしたって」「ゆれにきづかなかった?」
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もしや地震?と途中で気づいたけど、反応できなかった。

「ボタンを全階分押さなきゃね?」 「できなかったの?」
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いざとなると、できません。幸い、エレベーターは開いた。

「鍵を開けて部屋に入って……」 「レンジをおさえたそう」
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それでも二段積みレンジは落ちて、壁紙に傷をつけました。
今思えば、扉を開けるのはセオリー通り偶然できたわ。

「あとはダンボールが崩れた程度だって」 「ラッキーだね」
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人生最大の揺れでしたが、棚なども意外と大丈夫でした。

阪神大震災の時と同じく、
「これは一大事!」と思ったのに震源地がはるか遠くで、
なら現地ではどれだけの大地震かと震えあがる。

「余震がいっぱいあったよー」 「ふーん」
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こらー、集中して!

仕事先と最低限のやりトリをし、問題なさそうなことと、
電車が止まったため行けなくなる人もいそうなので、
予定より早めに、自転車で家を出ました。
その時の幹線道路の様子ったら!
車道は自動車が1ミリも動かない大渋滞。
都心から郊外へと歩くぎっしりの人波。
交番は、道を聞こうとお巡りさんに群がる人、人、人。
その頃はほら、今ほどスマホは普及してなくて、
地図アプリ+GPSで現在地、なんてできなかったんですね
(Lisa がスマホにしたのも、この年の7月だった)。
自転車移動は大正解でしたが、
人の動きと逆行になるので、普段の3倍かかって到着。

仕事先もほとんど被害はなかったのだけど、
帰れなくなるので、ということで、のちに解散。
結局 Lisa は待ち時間のみで本業労働できずとはいえ、
連絡の中継係もして、現場で3時間以上は費やしたのに、
全くのタダ働きってどうよ? (^^;)
まあしかし、出入り業者としての「あの人は来た」という
信用は得たのかなあ。そう思わなきゃやってられんぞ。

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「そんなのぼやけるくらいが幸せ」 「のんきなはなしよね」

2016年3月11日現在、
死者15,894人、行方不明者2,561人、計18,455人
東京ですら7人が亡くなったそう。

だけど、この数字にはカウントされていない、
何千の動物の命が道連れになったことか……。
ほとんど報道はされないけれど、
原発事故で置き去りにされ、苦しんで失われた命も。

当時は動物と暮らしていなくて思いをはせられなかったけど、
今さらながらその事実が胸に刺さる。
ほとんどのこは、骨を拾ってもあげられなかっただろう。
ヒトと違って、DNA鑑定もしてもらえない。
そもそも(被災者を非難する意図は全くありませんが)、
リードやケージの動物たちは、
自分で災害に備えたり避難を決めたりできないのだ。

失われた人命と失われた動物の命を悼み、
飼い主としての自覚を再確認する日になりました。

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無念だったことでしょう。
でもどうか少しでも、やすらかに……


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(12:00)