2014年09月

2014年09月30日

(緊急特番のテイで)
この時間は予定を変更して、
昨日の健康診断で教わったことをお伝えします。

「常識のウソ」のようなことを明快かつ理路整然と
丁寧に解説してくれる先生です。
ですからいつも驚きがあります。
Lisa はけっこう守っているほうだと思っていたのに、
1年ぶりに行ったら、今回もいろいろショックが。
(うちはかかりつけが3軒あり、
 1軒当たり健診が年1回になってます)

まずはプチの発情問題。(唐突ですがお許しを)
これ、ポワに多少くねくね吐き戻しするくらいで、
物にスリスリや、吐き戻しの撒き散らしや、攻撃までは
なかったので、全然おおごとと思ってなかったのですが、
認識が甘かったようです。
プチはムチムチしているとのこと。でも30gですよ?
去年来た時は28.4g、これ以上太らないように、だそう。
太るのも発情の兆候で、吐き戻しのため多く食べるからとか。
ただ、逆に吐き戻しすぎて痩せる子もいるらしい。

新しいプリントをもらいました。
__________
「発情に気づくためのチェック項目」
・執着心のある物(お気に入りの物、いつも行く場所)
・便が水っぽくなって、ためフン傾向、大きな便
・恥骨が開いている
・指でケージをコンコンすると寄って来て、嘴でコンコンやり返してきて、同時に後頭部の羽を逆立てる、瞳孔が小さくなる、という行動
・朝一の体重が急速に増えて来る
・いつもより攻撃的になる
・特定の人や物に対しては異常にベタベタで、他のものには攻撃的になる
・食べる物の傾向が変わる(ボレー粉を多食するなど)
・特定の場所や物に吐き戻す
・ケージの床に降りている
・放鳥時にやたらと暗い場所、狭い場所等に頭を突っ込んで探索する
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
これらがないかどうか、1つでもあれば発情が疑われるそう。
プチは最初が少々と最後が当てはまります
(「インコ王国を探してる」と笑ってたのに)。
ポワは、キャリーに入ってきた先生の手に威嚇したそうで、
これも「縄張りを主張」という、発情の典型的行動だとか。
ええっ、ポワなんて全然そんなそぶりもないのに。 (T-T)
(ポワも29gでムチムチ肥満注意ですって)

以下、とても全ては書けませんが先生の言葉。

襲われる心配も食べ物の心配も寒さもないこの人たちは、
発情しっぱなしになってしまう。
繁殖させないなら、発情を抑えないと絶対にダメ
(Lisa注: 生殖器系の病気になるから、だと思います)。
もしいずれヒナを取るのだとしても、
いざその時までは発情させてはダメ。
肥大したままの精巣では体温で精子は死んでしまうし、
不要な時にポコポコ産んでたらカスカスの卵になってしまう、
そんなでいざヒナが生まれても、小さかったり虚弱だったり
足が開いていたり、……生まれてくるヒナがかわいそう。

発情を抑えるためには、とにかく環境を変え、
いつも緊張感の中におくこと。
自分のテリトリーに見慣れないものがあると、
この人たちは怖がって近づかない。それが緊張感。
これはいじめではなく、鳥本来の環境に近づける愛情。
「発情しっぱなし」も「毛引き」も、鳥本来の緊張感がないせい。
初めは怖かったものも、次第に「なんでもない」とわかり、
そばに寄れるようになる。そうしたら次の物に変えること。
慣れて「安心していられる」空間などダメ。
「お気に入りの物・場所」などあるのは不自然な姿。

野生下で鳥は餌を求めて移動し、
同じところには決してとどまらないのが本来の姿。
少しでもそれに近づけてやること。
野生下では「発情しっぱなし」も「毛引き」もないのだから。
(先生の話ここまで)

お気に入りの物を作るのがいけないなんて……。
あの場所も、あの場所も、あのボールも、
気に入ってるのを微笑ましく思ってたのに。
発情や毛引きに悩む飼い主さんたちに、
トリ急ぎお知らせしなくてはと思い、書きました。
ちゃんと伝えられているかどうか心配。
できたら、「中野バードクリニック」行ってみてほしいです。
うちは3軒行っているくらいですから、
1人の先生だけを盲信するわけではありませんが、
考えかたのひとつとして、ぜひお知らせしたいと思う。

先生からは、入れるおもちゃをどんどん変えること、と
散歩に連れ回すこと、と言われたのだけど、
そんなにおもちゃも持っていないので、トリあえず今日、
スパイスラックにあった乾燥パセリのボトル(?)を、
プチのケージに入れてみました。
入れた瞬間に「びくっ!」としてくれました。
これが緊張感か。

慣れてしまったら、未使用の洗い物ブラシ、
コンタクトのケース、計量スプーンなど、
かじってもかまわない物を片っぱしから、
毎日入れていこうと思います。
そうそう、この時のために撤去したブランコやテントも、
ローテーションに加わってもらおう。
(テントは、入って使うためではなく刺激の1つとして)

今日の2羽。
リアルタイムで載せるの初めてだな。

大好評連日開催だった「もろこしまつり」。
「まつりも終盤だね」 「もう次のもろこしはしないらしい」
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ごめんね。みじん切りメリメロを別に食べていても、
同じ野菜を何十口も食べちゃうのはダメっぽい。

「まあ、とうもろこしの季節も終わりだしね」
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「名残惜しいね。でも梨まつりはささやかに開くらしい」
うん、果物は比較的リスクが少ないんだって。
(飛び散らしたカケラもちゃんと食べるポワ)

おやつ前恒例のデュエットラッコ@デッキチェアの肘掛け
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「ポワちゃんで見えないー」 「今日は頭が下がっちゃった」


迷子のプイのこと、あきらめません、へこたれません。
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あと、ヒナ時のメガバクは程度により自然治癒説とか、
毎年陰性だったのに7歳で初めてメガバク出た子とか、
今回も目からウロコの話いっぱいでした。

「お気に入り撤廃、緊張感投入」以外にも、
野菜の与えかたの見直し、体重の見直し、で指導が入り、
いろいろ改善しなきゃならない我が家です。 (^^;)

(21:00)